こんにちは。神崎病院デイケアセンターです。🙋
当デイケアの作業療法士が利用者様の要望に合わせて福祉用具を作りました。
要望「風呂から上がって体を拭くときにタオルをうまく握れずに苦労している。」という声がありました。
この利用者様は両手が神経麻痺で上手く動かせずに小さいものや薄いものを強く握ることができませんでした。
そこで、作業療法士の金子は考えました。「自分でしっかりと体を拭くことができたらきっとこの利用者様の生活は少し便利になる。そのためには指で握る必要のないタオルを作ろう!」
そこで完成したのが下の写真です。
タオルの両端に輪っかを着けて握らなくても、手を引っかけることでタオルが使えるように工夫しました。
材料:タオル1枚、かばん紐、糸、針(全て100均で揃います。)
実際に使用してもらいました。指に輪っかを引っかけて狙い通りに使用してもらっています。自宅に持って帰ってもらって、「重宝してるよ。」を嬉しい声をいただきました。
また、これを参考に自分で作ったり、少し加工して自分に合わせたりと、工夫をして使ってもらっているようです。
生活に困っている人が少し便利になる。作業療法士としてとても喜ばしいです。
神崎病院デイケアセンター
作業療法士 金子知憲